妊娠から出産まで
妊娠超初期(妊娠0週から3週)
「妊娠超初期」とは医学的な用語ではありませんが、妊娠が判明する前の妊娠0から3週頃のことを指します。規則的に月経がある方であれば、最終月経が始まった日が妊娠0週0日となります。※この時点では妊娠は成立していません。
生理予定日前から基礎体温の変化(微熱)や黄体ホルモンの分泌による眠気や下痢、生理日前なのに出血がある、など体調の変化が感じられるかもしれません。
妊娠初期(妊娠4週~15週)
妊娠おめでとうございます。市販の妊娠検査薬でもおおよそ妊娠5週頃で陽性反応が確認できます。
ママの体が出産に向けて徐々に変化を始める時期です。
主な妊娠初期症状
- つわり
- 胸の張り
- 下腹部の痛み
- 嗅覚や味覚の変化
- 眠気
- だるさ
- 頻尿
- 便秘
- 下痢
- 肌荒れ
- など
産婦人科を受診するタイミングは?
妊娠の可能性のある方で、生理が予定日より2週間以上遅れたら、産婦人科を受診してください。
尿検査をして、経膣エコーにて赤ちゃんの大きさを診ます。
妊娠10週頃
初期血液検査(市町村負担) 助産師より、食生活、運動、薬のこと、体重コントロール、戌の日、母親教室について、お話させていただきます。
妊娠中期(妊娠16週~27週)
子宮の中では胎盤が完成し、流産の可能性が低くなります。 苦しかった「つわり」も多くの方でおさまり、妊娠期の中で、一番心身ともに安定する時期のため、安定期ともいわれる時期です。
- お腹の中の赤ちゃんの成長に合わせ、子宮は大人の頭くらいの大きさになり、それに伴い、ママのお腹も大きくなってきます。
- 乳腺も発達し、乳房が少しずつふくらんで、だんだん妊婦らしい体型になります。
- 胎動(おなかの中で胎児が身体を動かすこと)を感じるようになります。
- 胎児の聴覚機能もほぼ完成し、外の音に反応するようになります。
この時期の定期健診
妊娠中期になると、超音波検査は、経腟から経腹プローブに変わります。
この時期にみられるお悩み・症状
大きくなるお腹が負担となり、便秘、痔、腰痛、おりもの、足がつる などが現れます。
当院ではそのようなお悩み、症状の改善にマタニティビクス・マタニティヨガ(妊娠15週目以降の方)を行っています。
妊娠後期(妊娠28週~40週)
妊娠後期に入ると、これまでゆるやかに成長してきた胎児も急激に大きくなるため、それに伴って母体にかかる負担も大きくなります。
この時期にみられるお悩み・症状
お腹の張り、腰痛、胃のムカつき、頻尿、むくみ など
特にお腹に張りを感じたら治まるまで少し休憩するようにしましょう。
規則的なお腹の張り、下腹部痛、出血がある場合は、クリニックにご連絡ください。
赤ちゃんが逆子(さかご)かどうか確定する時期
スムーズな出産のためには、適度な運動をすることが大切です。当院ではマタニティビクス・マタニティヨガを行っています。逆子(さかご)の場合は助産師による逆子体操の指導や、帝王切開での出産にも対応しています。
臨月(36週0日~39週6日)
妊娠後期の中でも36週0日~39週6日を臨月といいます。(出産予定日は40週0日)
この時期にみられるお悩み・症状
お腹の張り、恥骨、腰痛、頻尿(尿漏れ) など
これまでの時期と同様にスムーズな出産のためには、適度な運動をすることが大切です。
ウォーキングや股関節を柔らかくするストレッチなど、体調と相談しながら行ってください。
赤ちゃんの位置が下がり、胃の圧迫がなくなるため、この時期に食欲が増し、結果体重が増えることにも注意してください。
外出の際は母子手帳を携行するようにしてください。
出産
開院以来、当院でお産された件数は10,000件を超え、院長がお産に立会い赤ちゃんを取り上げさせていただいております。自然分娩を基本としていますが、無痛分娩、帝王切開にも対応しています。
一生に数少ない出産というイベントをぜひ当クリニックでお迎えください。
当クリニックは、完全個室となります。
入院中でも、上のお子様、ご主人様、おじいちゃん、おばあちゃんと・・・ ゆっくりとした時間をお部屋にて過ごして頂くことができます。 面会時間内であれば、ご自由にお越しください。