Pill ピル処方

自分の体と未来を守る、知っておきたい選択肢。
近年、性に関する意識の変化により、10代で性行動を経験する若年層も増えているといわれています。その一方で、望まない妊娠や、心身の負担につながるケースも報告されています。
避妊はパートナー任せではなく、自分で正しく理解し、主体的に選択することが大切です。
当クリニックでは、ホルモン量を抑えた「低用量ピル」や「緊急避妊ピル(アフターピル)」の処方を行っています。適切な情報提供とサポートを通じて、女性の健康を守るお手伝いをしています。

低用量ピル

低用量ピルは、黄体ホルモン(プロゲスチン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を含む錠剤で、体内で妊娠に近い状態をつくることで排卵を抑え、避妊効果が期待されます。
毎日決まった時間に服用することで高い避妊効果が得られるとされており、一般的には安全性の高い薬剤とされています。
また、月経不順や生理痛の緩和などを目的として処方されることもあり、ホルモンバランスの安定を図る手段として活用される場合もあります。

低用量ピル

低用量ピルのメリット

高い避妊効果
月経周期の安定
生理痛の軽減
月経量の減少・貧血予防
PMSの緩和
肌荒れ・ニキビの改善
子宮内膜症の予防・治療補助
※効果には個人差があり、医師の判断により処方されます。

低用量ピルのデメリット

毎日決まった時間に服用が必要
初期に副作用(吐き気・頭痛など)が出ることがある
血栓症のリスク(特に35歳以上で喫煙する方は注意が必要)
性感染症(STI)は予防できない
費用がかかる(自由診療・保険適用外)

緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)

避妊に失敗した、または避妊を行わなかった性交後に、妊娠の可能性を低下させる目的で用いられるのが「緊急避妊ピル」です。性交後72時間以内に服用することで、排卵の抑制などを通じて妊娠成立を防ぐ可能性があるとされています。
一般的には、服用が早いほど効果が期待されやすいといわれています。


・一時的な避妊手段であり、継続的な使用には適していません
・吐き気や気分不良などの副作用が出ることがあります
・効果には個人差があり、体質や服用タイミングによって異なります
※処方には医師の診察が必要です。自由診療(保険適用外)です。

緊急避妊ピル

低用量ピルのメリット

性交後24時間以内の服用で高い避妊効果が期待される
避妊に失敗した際の緊急的な選択肢となる
比較的スムーズに処方でき、来院から処方までが短時間
一般的に安全性が高く、副作用も一時的なものが多いとされる

低用量ピルのデメリット

常用には適していない
吐き気や頭痛などの副作用が出ることがある
服用しても妊娠を完全に防げるわけではない
次の月経が早まったり遅れたりすることがある
性感染症(STI)の予防効果はない
自由診療のため費用がかかる(保険適用外)

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